古事記一覧 大蛇退治の妙案爾に足名椎手名椎神、「然坐さば恐し。立奉らむ。」と白しき。爾に速須佐之男命、乃ち湯津爪櫛に其の童女… 酒を飲んで寝る大蛇故、告りたまひし随に、如此設け備へて待ちし時、其の八俣遠呂智、信に言ひしが如来つ。乃ち船毎に己が頭… 刀が欠けてしまう爾に速須佐之男命、其の御佩しませる十拳剣を抜きて、其の蛇を切り散りたまひしかば、肥河血に変りて流れ… クサナギの剣があらわれる爾に怪しと思ほして、御刀の前以ちて刺し割きて見たまへば、都牟刈の大刀在りき。故、此の大刀を取りて、… すがすがしいなぁ故是を以ちて其の速須佐之男命、宮造作るべき地を出雲国に求ぎたまひき。爾に須賀の地に至り坐して詔りた… 日本最初の歌この大神、初めて須賀の宮を作りたまひし時、其地より雲立ち騰りき。爾に御歌を作みたまひき。其の歌は、 … 八島士奴美神の系譜兄八島士奴美神、大山津見神の女、名は木花知流比売を娶して生める子は、布波能母遅久奴須奴神。兄の八島… 布波能母遅久奴須奴神の子孫此の神、淤迦美神の女、名は日河比売を娶して生める子は、深淵之水夜礼花神。此の神、天之都度閇知泥神を… 并せて五つの名有り此の神、刺国大神の女、名は刺国若比売を娶して生める子は、大国主神。亦の名は大穴牟遅神と謂ひ、亦の名… 兄弟達が国を譲った理由は……故、此の大国主神の兄弟、八十神坐しき。然れども皆国は大国主神に避りき。避りし所以は、其の八十神、各… オオナムチとウサギの会話爾に其の塩乾く随に、其の身の皮悉に風に吹き拆かえき。故、痛み苦しみて泣き伏せれば、最後に来りし大穴… ウサギ、ワニを騙す「僕淤岐の島に在りて、此の地に度らむとすれども、度らむ因無かりき。故、海の和邇を欺きて言ひけらく『… お前はわたしに騙されたのだよ如此言ひしかば、欺かえて列み伏せりし時、吾其の上を蹈みて、読み度り来て、今地に下りむとせし時、吾云… ウサギの告白終了最端に伏せりし和邇、我を捕へて悉に我が衣服を剥ぎき。此れに因りて泣き患ひしかば、先に行きし八十神の… ガマの花粉でウサギの傷を癒す是に大穴牟遅神、其の菟に教へ告りたまひけらく、「今急かに此の水門に往き、水を以ちて汝が身を洗ひて、… 兎神といいます今者に菟神と謂ふ。故、其の菟、大穴牟遅神に白しけらく、「此の八十神は、必ず八上比売を得じ。袋を負へ… 伯耆国の手間の山故爾に八十神怒りて、大穴牟遅神を殺さむと共に議りて、伯伎国の手間の山本に至りて云ひけらく、「赤き猪… 貝の女神が治療爾に其の御祖の命、哭き患ひて、天に参上りて、神産巣日之命に請しし時、乃ちさき貝比売と蛤貝比売とを遣… オオナムチ二度目の死是に八十神見て、且欺きて山率て入りて、大樹を切り伏せ、茹矢を其の木に打ち立て、其の中に入らしむる即… 八十神に殺されてしまう爾に亦、其の御祖の命、哭きつつ求げば、見得て、即ち其の木を折りて取り出で活かして、其の子に告げて言… <<<< >>>>