オモイカネ

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オモイカネ

漢字・読み思兼神
別名思金神・八意思兼神(ヤゴコロオモイカネノカミ)
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概要

造化三神のタカミムスビ神の子供ともされる、知恵の神。
まとめ
常世の国の出身。
●知恵の神で、天の岩戸事件・国譲りのところでも、高天原の神々から「知恵」を求められている。
●知恵者、ではあるが必ずしも上手くいくわけではない。
●五伴緒ではないが、ニニギに同伴して降臨している。
●異伝ではアマテラスの子のオシホミミに娘を嫁がせている。

日本の神は太陽や山といった「自然物」を神格化したか、占いや神託そのものや、儀式を行う神官の神格化が多いのに、オモイカネは「知恵」を神格化していて、記紀神話の中でも活躍が「具体的」。策の内容も生々しい。もちろん他の国では「知恵」を真核した神は当たり前にいる。だからオモイカネは「世界的に見れば」オーソドックスな神ではあるのだけど、日本の文化を考えると異質に思う。例えばタケミカヅチは武神ではあるけど、神話を読むと「刀剣の神」という性質がある。「武力の神格化」じゃなくて「刀剣の神格化」です。刀剣を神格化するのは日本の「モノ信仰」から来ていて日本としてはアニミズムで普通。オモイカネの「知恵」を特別視する感覚は、日本神話の中でも少し信仰の系統が違うのではないかと思います。
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物語・由来

アマテラス天岩戸事件
誓約に勝利した弟スサノオが喜びのあまり乱暴狼藉を計り、ついに怒って姉アマテラスが天の岩戸に隠れてしまった。すると世界は闇に覆われ、邪神が跋扈してしまう。
どうしたものか……と困り果て、知恵を借りたのがこの「オモイカネ神」です。オモイカネは漢字を見て分かるように知恵を体現した神。早速アマテラスを誘い出す知恵を絞ります。

まず、常世の国から鶏の長鳴鳥(ナガナキドリ)を泣かせ、鍛冶の神と玉造りの神に造らせた鏡と玉を榊(サカキ)に括り、楮(コウゾ)で編んだ木綿(ユウ)で玉串を造ります。玉串を振り、祝詞(ノリト)を詠みます。あとはアメノウズメ神が肌をあらわにしてダンスを踊り、場を最高に盛り上げると、アマテラスが何事か?と岩戸の隙間からのぞきこもうとします。その隙間をマエノタヂカラオ神がこじあけて、アマテラス=太陽が世界に帰ってきます。
国譲り
アマテラスが国譲りを迫る際に知恵をオモイカネに出させています。まずはアメノホヒアメノホヒは出雲に居着いて報告しませんでした。次がアメノワカヒコアメノワカヒコオオクニヌシの娘のシタテルヒメと結婚し、オオクニヌシの子のアジスキタカヒコネと親友になってしまい帰ってきません。そこで高天原の神々はキジを派遣するのですが、それもアメノワカヒコは殺害したため、逆に高皇産靈尊(タカミムスビ)に誅殺されてしまいます。最後にタケミカヅチタケミカヅチは武神で強引に「国譲り」を迫り、成功させます。
つまり、オモイカネの策は2回失敗してるってことです。
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引用

思金神の策
八百万の神が天安河に集って、高御産巣日神タカミムスビノカミ)の子の思金神(オモイカネノカミ)に対応策を考えさせました。

思金神(オモイカネノカミ)の策は祭りを開くというものでした。

乱暴な国津神を静かにさせる神は?
高御産巣日神(タカミムスビ)と天照大御神(アマテラス)は天安河(アメノヤスカワ)の河原に八百万の神(ヤオヨロズノカミ=たくさんの神々)を集めました。そして思金神(オモイカネ神)に方策を考えさせつつ、天照大御神(アマテラス)は言いました。

復命しないアメノホヒ
思金神(オモイカネ)と八百万の神(ヤオヨロズノカミ=たくさんの神)は話し合い、言いました。
「天菩比神(アメノホヒ神)を派遣するべきだ!」

アメノワカヒコに弓と矢を持たせて地上へ
高御産巣日神カミムスビ神)と天照大御神(アマテラスオオミカミ)は、また、諸々の神に問いました。
「葦原中国(=日本)に派遣した天菩比神(アメノホヒ神)が全然報告してこない。次はどの神を派遣したらうまくいくだろうか?」
すると思金神(オモイカネ神)が答えました。
「天津国玉神(アマツクニタマ神)の子、天若日子(アメノワカヒコ)を派遣させるべきです」

キジを派遣しよう
天照大御神(アマテラスオミカミ)と高御産巣日神(タカミムスビ)はまた、諸々の神に聞きました。
「天若日子(アメノワカヒコ)が長い間、途中経過を報告してこない。
また、どの神を派遣して、天若日子(アメノワカヒコ)が出雲にとどまって帰ってこない理由を聞けばよいか??」

すると大勢の神と思金神(オモイカネ神)は
「雉(キジ)の――ナキメ(鳴き女)を派遣しましょう」
と答えました。

第三の案についてオハバリ神とタケミカヅチ神
天照大御神(アマテラスオオミカミ)は言いました。
「どの神を派遣したらいいでしょうか」
すると思金神(オモイカネ神)と諸々の神が言うには……
天安河(アメノヤスカワ)の上流の天岩戸に居る、伊都之尾羽張神(イツノオハバリ神)を派遣するべきです。もしこの神でなければ、その子供の建御雷之男神(タケミカヅチノオ神)を派遣するべきでしょう。

三種の神器と神々をさらに追加
アマテラスを天岩戸から誘い出した八尺の勾玉(ヤサカノマガタマ)・鏡と草那芸剣(クサナギの剣)、それに常世思兼神(常世の国のオモイカネ神)、手力男神(タヂカラオ神)、天石門別神(アメノイワトワケ神)を加えて

第七段本文-2 八十万とも言われる多数の神々は
八十万とも言われる多数の神々は天にある川辺(天安河邊=アメノヤスノカワラベ)に集まって、対応策を話し合いました。

その神の一人である思兼神(オモイカネ)はよくよく考えてよくよく計画を練りました。

第七段一書(一)稚日女尊の死と日矛と鏡
そのときに高皇産靈(タカミムスビ)の息子の思兼神(オモイカネ)が居ました。思慮深く、知恵がある神です。

そのオモイカネがよく考えて言うには
「アマテラスの神の形を描いて作って、祀り、招きましょう」とのこと。

第九段一書(一)―1天鹿兒弓と天眞鹿兒矢
天照大神(アマテラスオオミカミ)は思兼神(オモイカネノカミ)を呼んで、「どうして天稚彦(アメノワカヒコ)が帰ってこないのか?」を考えさせてみました。

思兼神(オモイカネノカミ)が言うには…
「雉(キギシ=鳥のキジ)を派遣して、天稚彦(アメノワカヒコ)に聞かせましょう」

思兼神(オモイカネノカミ)の計画に従ってキジを天稚彦(アメノワカヒコ)の元へ行かせてみました。

第九段一書(一)―4天津日嗣は天地の在る限り永遠です
天照大神(アマテラスオオミカミ)は思兼神(オモイカネノカミ)の妹の萬幡豊秋津媛命(ヨロズハタトヨアキツヒメノミコト)と正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミミコト)と会わせて妻として、葦原中国(アシハラナカツクニ)に降ろしました。
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