第九段一書(一)―4天津日嗣は天地の在る限り永遠です

MENU
TOP>日本書紀神代下>第九段一書(一)―4天津日嗣は天地の在る限り永遠です

第九段一書(一)―4天津日嗣は天地の在る限り永遠です

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

現代語訳

第九段一書(一)―4
天照大神(アマテラスオオミカミ)は思兼神(オモイカネノカミ)の妹の萬幡豐秋津媛命(ヨロズハタトヨアキツヒメノミコト)と正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊(マサカアカツカチハヤヒアメノオシホミミミコト)と会わせて妻として、葦原中国(アシハラナカツクニ)に降ろしました。

そのとき勝速日天忍穗耳尊(カチハヤヒアメノオシホミミミコト)は天浮橋(アマノウキハシ)に立って地上を見て言いました。

「この土地はまだ、騒がしく乱れている。
不須也頗傾凶目杵之國(イナカブシシシコメキクニ=気に入らない醜い国)だ」

それですぐに、天上に昇って帰って来て、地上に降りない理由を説明しました。

そこで天照大神(アマテラスオオミカミ)は武甕槌神(タケミカヅチノカミ)と經津主神(フツヌシノカミ)をまず地上に行かせて、従わない神々を蹴散らそうと派遣しました。

その二柱の神は出雲に降りました。
大己貴神(オオナムチノカミ)に尋ねました。
「お前はこの国を天神(アマツカミ)に譲るか?」
大己貴神(オオナムチノカミ)は答えました。
「わたしの子の事代主(コトシロヌシ)は鳥を狩りをしに三津之碕(ミツノサキ)に行っています。相談して返事をします」
それで使者を派遣して訪ねさせました。

事代主神(コトシロヌシ)は答えました。
「天神(アマツカミ)の求める土地をどうして譲らないことがありましょうか?」
大己貴神(オオナムチノカミ)はその子供(=事代主神)の言葉で二柱の神(=タケミカヅチフツヌシ)に返事をしました。

二柱の神はすぐに天に昇って報告しました。
「葦原中国の神々は皆、従いました」

天照大神(アマテラスオオミカミ)は命じました。
「それならば、さっそく私の子(=オシホミミ)を地上に降ろそう」
それで地上に降りようというときに皇孫(スメミマ=アマテラスの孫)が生まれました。名前を天津彦彦火瓊瓊杵尊(アマツヒコヒコホノニニギノミコト)といいます。

それで天忍穗耳尊(アメノオシホミミノミコト)が言いました。
「この皇孫(スメミマ=ニニギ)を私の代わりに地上に降ろそうと思います」

天照大神(アマテラスオオミカミ)は天津彦彦火瓊瓊杵尊(アマツヒコヒコホノニニギノミコト)に八坂瓊曲玉(ヤサカニノマガタマ)と八咫鏡(ヤタノカガミ)と草薙劒(クサナギノツルギ)の三種の寶物(タカラ)を与えました。

また、中臣氏の先祖の天兒屋命(アメノコヤネノミコト)、忌部(イムベ)の先祖の太玉命(フトダマノミコト)、猿女の先祖の天鈿女命(アメノウズメノミコト)、鏡作(カガミツクリ)の先祖の石凝姥命(イシコリドメノミコト)、玉作(タマツクリ)の先祖の玉屋命(タマノヤノミコト)、以上の五部(イツトモノオ)の神をニニギに同伴にさせました。

天照大神(アマテラスオオミカミ)は皇孫(スメミマ)に命じました。
「葦原千五百秋之瑞穗國(アシハラノチイホアキノミズホノクニ=葦の生える豊かな水耕稲作の国)は私の子孫が王となるべき土地です。あなたは皇孫(スメミマ)なのだから行って地上を治めなさい。寶祚(アマツヒツギ=天津日嗣=皇位が引き継がれること)は天地の在る限りは永遠です」
古事記の対応箇所
タケミカヅチの恫喝
コトシロヌシ神は魚釣りへ
国譲りを再度問う
オシホミミ神、地上に降りなさい
息子ニニギを地上に
オシホミミの提案どおりにニニギが降る
五柱と共に降臨
三種の神器と神々をさらに追加
五伴緒の子孫
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

解説

長い!が
長いのですが、古事記の対応箇所と「第九段本文―6出雲の三穗之碕にて」あたりとほとんど同じで、同じ話をもう一回、書いているような錯覚になります。
スポンサードリンク

原文

既而天照大神、以思兼神妹萬幡豐秋津媛命、配正哉吾勝勝速日天忍穗耳尊爲妃、令降之於葦原中國。是時、勝速日天忍穗耳尊、立于天浮橋而臨睨之曰「彼地未平矣、不須也頗傾凶目杵之國歟。」乃更還登、具陳不降之狀。故、天照大神、復遣武甕槌神及經津主神、先行駈除。時二神、降到出雲、便問大己貴神曰「汝、將此國、奉天神耶以不。」對曰「吾兒事代主、射鳥遨遊在三津之碕。今當問以報之。」乃遣使人訪焉、對曰「天神所求、何不奉歟。」故、大己貴神、以其子之辭、報乎二神。二神乃昇天、復命而告之曰「葦原中國、皆已平竟。」時天照大神勅曰「若然者、方當降吾兒矣。」且將降間、皇孫已生、號曰天津彥彥火瓊瓊杵尊。時有奏曰「欲以此皇孫代降。」故天照大神、乃賜天津彥彥火瓊瓊杵尊、八坂瓊曲玉及八咫鏡・草薙劒、三種寶物。又以中臣上祖天兒屋命・忌部上祖太玉命・猨女上祖天鈿女命・鏡作上祖石凝姥命・玉作上祖玉屋命凡五部神、使配侍焉。因勅皇孫曰「葦原千五百秋之瑞穗國、是吾子孫可王之地也。宜爾皇孫、就而治焉。行矣、寶祚之隆、當與天壤無窮者矣。」
Pre<<<  >>>Next 
スポンサードリンク

SNSボタン

TWEET Facebook はてブ Google+ Pocket

ページ一覧

編集